Claudeは記憶喪失だった。CLAUDE.mdを使い始めたら別物になった話

AI関連

AIと話すたびに「また最初から説明しなきゃ」と感じたことはありませんか?

私はClaude Codeを使い始めた最初の1週間で、同じ自己紹介を何度も繰り返す羽目になりました。でも、あるファイルを1つ作るだけで、その疲労感が一気に消えたんです。

こんな方に読んでいただきたい
  • Claude Codeに毎回同じ説明をしていて、疲れている方
  • セッションが増えすぎて、どこに何を話したか分からなくなっている方
  • CLAUDE.mdという言葉を見かけたけれど、何のことか分からない方

先に、私の結論を書いておきます。

「AIに記憶させる」のではなく、「AIが毎回読める場所に書いておく」。この発想の転換がすべてでした。

この記事では、Claude Codeの「記憶の仕組み」と、それを使いこなすための具体的な方法をご紹介します。エンジニアでなくてもできる話なので、ぜひ最後までご覧ください。

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やす

半導体業界のプロセスエンジニアとして、経験10年以上。1児の父親としても日々奮闘中。サッカーと写真が好き。平日・休日の夜に、ちまちまとブログで情報発信中。

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この記事でわかること

  • ChatGPTと違って、Claude Codeが「記憶喪失」に見える理由
  • CLAUDE.mdとは何か(非エンジニア向けのやさしい説明)
  • 「記憶させる」ではなく「書いておく」という発想の転換
  • CLAUDE.mdを作って、実際に何が変わったか

結論:やることは1つだけです

先に、この記事の答えをまとめておきます。

  • Claude Codeはセッションをまたぐと記憶がリセットされる。ChatGPTとはここが違う
  • 解決策はCLAUDE.mdというファイル。起動のたびに自動で読まれる「説明書」
  • 作り方は「日本語でClaudeに頼むだけ」。エンジニアでなくてもできます

最後の「日本語で頼むだけ」というところ。ここが一番のポイントなので、後半で具体的に書きます。では、順番に見ていきます。

毎回「はじめまして」から始まる疲労感

ChatGPTやGemini、Copilotを使っていたころ、私はAIに対してこんなイメージを持っていました。「一度話したことは、次に話すときも覚えていてくれる」と。

実際、ブラウザで使うChatGPTには「メモリ機能」があって、前の会話のコンテキストをある程度引き継いでくれます。Geminiも似たような感覚で使えていました。

ところがClaude Codeを使い始めたとき、私は盛大に戸惑いました。

セッションをまたぐと、完全に記憶がリセットされる。

「私は半導体プロセスエンジニアで、プログラミングの経験はありません。今ブログをNext.jsで自作しています」——そう説明したのに、次のセッションを開いたら「はじめまして、何かお手伝いできますか?」と笑顔で迎えられる。

最初の1週間で、同じ自己紹介を何回したことか。

  前の会話を覚えているか
ブラウザのChatGPT メモリ機能で、ある程度引き継いでくれる
Claude Code セッションをまたぐと完全にリセット

しかも困ったことに、セッションがどんどん増えていきました。「あのエラーはあのセッションで話した」「デプロイの設定はこっちのセッションに残ってる」と、過去の会話を探し回る日々。

「また最初から全部説明しなきゃいけない」という疲労感が積み重なっていきました。

転機は、オンラインコミュニティの一言だった

AIを活用している人たちが集まるオンラインコミュニティに相談してみました。すると返ってきたのが、「セッションを一つに絞るといいよ」というアドバイスです。

考え方としては、PMセッション(プロジェクトマネージャー専用の会話)を一つ作って、そこに知識とコンテキストを集約するというもの。サブタスクはPMから別のセッション(サブエージェント)に振って、PMはプロジェクト全体の把握と判断に集中させる。

「なるほど、そういう使い方があるのか」と思ってさっそく試してみたのですが——そこでもう一つの発見をすることになります。

CLAUDE.mdの存在を知った

PMという役割をClaudeに伝えるプロンプトを渡してみると、確かに動きが変わりました。

プロンプトの考え方はシンプルで、「責任者として動いてください。重い作業は部下に任せて、あなたは全体把握と判断に専念してください」という内容です。

最後にこう付け加えました。「この役割は常時有効。セッションを跨いでも忘れない。」

でも待ってください。Claudeはセッションをまたぐと記憶がリセットされるはずでは?

CLAUDE.mdとは何か

ここで気づいたのが、CLAUDE.mdというファイルの存在です。

CLAUDE.mdとは

プロジェクトのフォルダの中に置いておくテキストファイル。
Claude Codeが起動するたびに自動で読み込まれる「説明書」のようなもの。
ここに書いておいた内容は、新しいセッションを始めるたびにClaudeが最初に読んでくれる。

「記憶させる」のではなく「書いておく」

つまり、「セッションを跨いでも忘れない」の本当の意味は——

「毎回ちゃんと読むから、CLAUDE.mdに書いておいてね」ということだったんです。

AIに記憶させるのではなく、AIが毎回参照できる場所に書いておく。この発想の転換が、私の中でかなり大きなものでした。

さっそくPMプロンプトをCLAUDE.mdに追記しました。次のセッションを開いたとき、Claudeは自動的にPMとして振る舞い始めました。もう毎回プロンプトを貼り直す必要がありません。

実際に何が変わったか

毎回同じ説明をしなくて済む

私が非エンジニアであること、このブログのフレームワークがNext.jsであること、ホスティングにCloudflare Workersを使っていること——そういった前提をCLAUDE.mdに書いておけば、Claudeは最初から全部わかった状態で話を聞いてくれます。

PMとサブエージェントが連携して動く

そして何より実感したのが、PMとサブエージェントの連携が動いているときです。

このブログを作っていたとき、デプロイ(サービスを本番公開する作業)でエラーが出て詰まったことがありました。そのときの流れがこれです。

私がやったこと・Claudeがやったこと

1
エラーメッセージを貼って「これ何が起きてるの?」と聞く(ここだけが私の作業)
2
PMが状況を整理する
3
裏でサブエージェントを動かし、原因を特定・修正
4
いつの間にか問題が解決していた私はPMと会話しているだけ

プログラミング経験ゼロの私にとって、これは本当に「AIが仕事をしている」と感じた瞬間でした。

まとめ:Claudeを使い始めて最初にやるべき、たった一手

CLAUDE.mdの設定は、エンジニアじゃなくても全然できます。テキストファイルを一つ作って、プロジェクトのフォルダに入れておくだけです。

私がやったことを整理するとこうなります。

私がやったこと

  • PMとしての役割をCLAUDE.mdに書いてほしいと、日本語でClaudeに依頼した
  • プロジェクトの前提情報も同じように、日本語で指示して書いてもらった
  • 新しいセッションを開くたびに、Claudeがそれを読んで動いてくれる

「AIに記憶させる」のではなく、「AIが毎回読める場所に書いておく」——この考え方に切り替えてから、Claude Codeは別物のように使いやすくなりました。

もしあなたが今、毎回同じ説明をする疲労感を感じているなら、まずCLAUDE.mdを作ってみてください。Claudeを使い始めて最初にやるべき、たった一手です。

そもそもClaude Codeを始めたときの話は「言われるがまま」で良かった。非エンジニアのClaude Code入門記に、ここで作った自作ブログをWordPressに移した話は「無料でブログを自作できたのに、結局WordPressに移行した話」に書いています。

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